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アクセス・診療時間先月は顎関節症についての講義を行いました。
今月はその実践編。顎関節にお悩みを持つ被験者を招き、歯科医師の受講生の目の前で、問診から精密検査・分析・原因説明・治療・被験者感想までをライブで研修しました。
はじめに、稲葉先生による顎関節症の治療レクチャーがあります。
今までの概念を崩す、理にかなった治療法をわかりやすく講演していただきました。
私が稲葉先生の方法を歯科医師に説明しながら実践します。
顎関節や筋肉の触診をしています。
顎関節症の方は顎を動かす筋肉にも障害を起こすことが多くあります。今回の被験者は、顎関節部の痛みと口を開くのに違和感がありました。また、首筋の筋肉にも左右差のある痛みがあります。
お口の中の視診をしています。綺麗な前歯をされています。
審美性が良くても機能の問題がある方は多くいらっしゃいます。
かみ合わせの機能を確認するためには咬合診査を行います。
具体的には歯形を採ったり頭部の計測、かみあわせの記録をとります。
口がどのように開くのか、顎の関節の動きを調べています。
右側の顎関節に不自然な動きがありました。
お口の中のかみ合わせを表で確認しているところです。
咬合器という、顎関節と歯の接触を模倣した器械を使用します。
視診でわからない、内側からの歯の接触や動きがわかります。かみ合わせの診査にはなくてはならない機器なのです。
綺麗に並んでいる歯でも、奥歯の機能に問題がありました。
それが顎関節へ悪影響及ぼしているようです。口の中の不正な梃子作用を説明しているところです。
治療前のシミュレーションをしています。
不正な梃子反応をかみ合わせの調整で改善できるか歯形を調整して原因がなくなるか診ています。
被験者に検査結果とお悩みの原因をインフォームドコンセントします。
了承を得て、改善法を実施します。顎関節や首筋の痛みの改善がなされ、良好な結果を得ることできました。
顎関節症についてのお悩みは、まず一度お気軽にご相談いただければと思います。
千葉県松戸市 ひかり・歯科クリニック 院長 岩田