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『顎関節症ライブ実習』セミナーの講師をしました

口が大きく開かない女性の方をお招きしてライブ実習をしました

顎の関節や周囲の筋肉の痛み・または雑音があり、口の動きが悪こなると日常生活に支障を起こし、長期間に及ぶと心身にも影響ある病気です。

顎の病気というと耳鼻科や整形外科の領域と思われるかもしれませんが、顎の動き悪いことが疑われるならば、医科を訪れる前に歯科診療科に相談してみてください。

歯科医師対象の研修会でそのような顎の障害のある方の診査診断と治療を行いました。今回の被験者は口を大きく開くことができず悩んでいる女性のかたでした。

歯の病気は細菌の感染が原因になることが多いのですが、この問題は関節にかかる何かしらの力が異常の原因となります。

その点についての診査は大学ではあまり詳しく教育されていません。

今回は受講した歯科医師の皆さんにその検査の方法と診断、治療までを目の前で学んでいただく研修会を行いました。

顎関節の障害の場合、悩みの症状の経緯をよく聞いて理解し診査につなげることはとても大切です。

顎の動きをデータでとり、現状の把握から始めます

診査は筋肉・骨・顎の動き、歯のぶつかり等を行います。下の写真は顎の動きを調べているところ。顎の動きを客観的にわかる機器を使用しています。

そして、下の図が実際に計測した結果になります。

口を開けるときに下顎がどの様な動きをしながら口を開閉しているかを表しています。

下の図は右側の顎の動きです、綺麗な曲線で顎が開いているのがわかります。

次に左側の顎の動きです。顎の動きが赤い波形により悪いことを示しています。左右均等な顎の動きができていない状態がわかります。

顎を動かす筋肉を触診しています。それにより左右差がないか、口をどのように動かす筋肉に問題あるか診ています。

次に歯型を取り、歯のぶつかりに筋肉や顎関節に障害が起こる要素があるか調べています

診査結果をもとに患者さんの症状の程度から何が原因なのか。そのためにどのような治療法が最適なのか、患者さんのどのように説明をするのか歯科医師の受講生に教育しています。

患者さんに治療方針を説明して処置を行い、症状の改善が見られました。

治療終了後に客観的に顎の動きの改善を評価するために検査を行いました。左右均等な顎の動きになり、患者さんは驚き、受講生の理解を得ることができました。

患者様の声

後日、患者様から感想をいただきました

二日間の顎関節症学会。顎関節の炎症に数年悩み、お声掛け頂いて、この度患者として治して頂きました。

開口3.5→4.0開き、また真っ直ぐに、痛みも伴わず、楽に開口出来たときは、感動のあまり。肩こり、左顎痛&腫れ、偏頭痛も噛み合わせからくるものに起因していることが分かり、咬合について、学びの良い機会になりました。

その後のお食事でさらに実感してます♪IPSG副会長岩田光司先生の実習は本当にお見事でした。

全国からいらっしゃった歯科医師や歯科技工士の皆さま、二日間お疲れさまでした。温かくお迎え頂き、感謝でいっぱいです☆

顎関節でお悩みの方は是非お勧めします。顎が外れた時の治し方も教わりました。精巧なデータから、治療後の結果を見た時驚きでした。

今日も顎はとっても快適です。硬いものを食べてみますね!数年食べてないので楽しみです。

今後の私の歯は全て岩田先生にお任せします。

⇒顎関節症についてはこちらのページをご覧ください

千葉県松戸市 ひかり・歯科クリニック