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ひかり歯科クリニックが考える、歯科医療の目的

今回の記事では、私(ひかり・歯科クリニック)の考えている歯科医療の目的についてご紹介します。

サイトの中にも、歯科医療についての考え方をところどころに書かせて頂いていますが、ここではそれらをまとめて、分かりやすくお伝えできればと思います。

ひかり・歯科クリニックが考える、歯科医療の目的

歯科医療の目的の概要をお話すると、以下のような内容になります。

・笑顔がきれいで、前歯の見た目がよい(審美)
・違和感なく言葉を発音できて、清潔を保つことができる(発音、衛生)
・食物を前歯で咬み切り、奥歯ですりつぶして、飲み込みが自然にできる(摂食、咀嚼、嚥下)

上記ができることで、

・食事をとることで、栄養が全身の細胞にまわる
・体温や呼吸の調整、老廃物の排出ができる
・外界からの病的な細菌やウイルスから守る
・病気からの回復ができる

ように、身体を正常維持することができます。(これを「恒常性の維持」と言います)

この状態を実現することが歯科医療の目的と言えます。

問題がないときには非常に気づきにくいことなのですが、これらを実現(または回復)することが、QOL(クオリティー・オブ・ライフ(生活の質))をアップすることに繋がります。
(逆に、上記ができない場合、QOLの低下に繋がります。)

うしょくや歯周病の細菌のコントロールだけが歯科医療ではない

歯科医療には細菌感染が原因の歯周病やうしょく(虫歯など) の治療をすることもありますが、それはあくまで表面的な問題に対処したのみで、お口の問題全体から見ると氷山の一角に過ぎないことが多いのです。

水面下で進行している問題の根本にあるのは、私が治療の中で一番重要視している「咬合」の管理とコントロールです。

咬合の問題をいち早く突き止めることができるのが、咬合診査・診断による咬み合わせの現状把握です。

⇒参考:咬み合わせ診査・診断の重要性について

例えばですが、入れ歯の製作にあたって、入れ歯が合わない状態になってしまった場合、以下のような流れでQOLの低下に繋がります。

入れ歯とQOL低下の関係

長期的視点で考える歯科医療

歯科医療はその人のQOLに関わるため、その人が余生を楽しく過ごすために非常に重要なものになります。

表面的な問題に対処するだけでなく、根本的な咬合の問題をきちんとすることで、咀嚼するための顎の関節、筋肉と飲み込むための嚥下機能すべてのバランスが取れるようになります。

このように、咬合を中心として治療を進めていくことで、QOLのアップに繋がるところまで考えることができるのが、歯科医療であると考えています。

千葉県松戸市 ひかり・歯科クリニック 院長 岩田光司