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私の歯科医療の理念

私たちは生まれてから命を全うするまで、健康で食事ができ、親しい人と幸な生活を望んでいます。

その中で、日本食は新鮮で栄養バランスに優れており、長寿国の1つの要素として世界的に知られています。また、私たちは季節の移ろいとともに自然に親しみ、その時期に旬のものを感謝して、皆でいただくことを良しとする意識が存在しています。

このように、食とコミュニケーションは、私たちの生活に密接な関係を持っているのです。

まさに日本人は“医食同源”という言葉を体現しているのではないでしょうか。

私の考える歯科医師の役割

この素晴らしい食を笑顔で口から得ること、そしてそれをどの世代でも維持管理することが、歯科医師の責務であると私は考えています。

私は日本歯科大学を卒業後、高齢者歯科診療科に所属し、大学付属病院に来院する65歳以上の患者様や開業医からの紹介される難しい症状の対応をしていました。

そこでは細菌感染によるう蝕や歯周病の治療はもとより、高齢者特有の身体変化に対応し、口腔腫瘍治療後のケア、顎関節症、欠損症、飲み込む機能の障害がある方など、多様な症例を学ぶ機会に恵まれました。

またそこでは、歯科疾患は日常生活と健康・精神的に大きな影響を与え、口腔内細菌の誤嚥で肺炎を引き起こすということも実感できました。

そして、それらは過去の不適切な治療による義歯や被せ物の影響で歯を失ったり、顎関節症になったりと、加齢に伴って治療が原因での疾患が出てくることが問題でした。

これは歯科医療の総合的な診査・診断が欠け、先を見据えた正しい治療計画ができず、その場限りの治療に終始した結果によって引き起こされたことなのです。

この状況は、医師の医療倫理観が変化しない限り、今後も変わらないと考えています。

現代のライフスタイルに寄り添う歯科医療

以前は高齢になると身体面・社会面・精神面の3つの面が喪失していくと言われていましたが、現在では寿命が伸びたことで健康維持のために運動をしたり、積極的にコミュニティに参加したりと、長く社会にたずさわる人生観に変化してきています。

これからは

・食物を受け入れる摂食機能
・食物の味覚を楽しみ、粉砕する咀嚼機能
・栄養をすみやかに食道に送る嚥下機能

が健全であることが、命を全うする最後の時期に困らないためにも重要です。

このような機能を長期間維持できるように、過去の治療を見直し、予防的な医療をしていくことが大切なのです。

そのため私は『中高年からの予防歯科医療が多くの人の身体の健康と心が幸せにつながる』ということをいつも心掛けて診療に従事しています。

口腔の健康を通じて、患者様の人生に関わっていきたいと考えています。

千葉県松戸市 ひかり・歯科クリニック 院長 岩田