JR常磐線・武蔵野線「新松戸駅」より徒歩10分

アクセス・診療時間

記念講演「ドイツ最先端義歯とインプラントの融合」その1

午前中は 歯科技工士・インプラント専門医・歯科理工学教授の講演です。

最新の日本のテレスコープ入れ歯と、インプラント治療について技工士と歯科医師の立場からの講演。それらの材料の歴史・最新素材・生体への影響について、歯科理工学を通して学びます。

歯科技工士 関 聖生 先生
「工業界の加工技術を応用したインプラント上部構造及びテレスコープシステム」

歯科技工士 関聖生先生

30年以上も前から稲葉 繁先生と交流のある関先生。IPSG会員の先生に、Co-Cr-Ti合金の鋳造技術をインプラントやテレスコープシステムなどの歯の抜けた状態の治療の上部構造について、それらを応用した方法を提供していただいています。

経歴でもわかるように、工業界の加工技術などを多く学び、とても精度の高い仕事をしています。

今回は、インプラントとテレスコープシステムをコラボレートした入れ歯の症例などを、旋盤加工や放電加工の動画をおりまぜて、わかりやすく講演していただきました。

図6

私もジルコニアセラミクスとテレスコープ入れ歯のお仕事をお願いしているのですが、とても精度が高く信頼のおける先生です。

歯科技工士 大畠 一成 先生
「ドイツにおける歯科技工教育制度とその歯科技工のトレンド」

図11

資格社会でもあるドイツで、日本人として初めて歯科技工マイスターの称号を得た大畠先生。

日本とはあまりにも異なるドイツの教育精度についてや、マイスターになるための困難な試験をパスした経験をお話ししていただきました。セラミクスなどの審美的治療の最前線情報や、入れ歯の審美についても講演していただきました。

図7

歯科医師 渡辺 好造 先生
「私の歩んで来たインプラント人生 〜症例を通じて学んだこと〜」

図14

現在は一般的に広く普及しているインプラント治療。そのインプラント治療の開発者に早期から交流・指導を受けた渡辺先生。インプラントの創世記から現在に至るまでの治療方針の変化、長期症例の報告から、あらためて勉強させていただきました。

渡辺先生の歯科医院は、会津若松にあり10年以上前に訪問したことがあります。当時から最新の技術と設備をしていて、先生のポリシーに共感したことをよく覚えています。

図8

歯科医師 宮崎 隆 先生
「先端技術を応用した歯科医療装置の将来展望 ワイヤ放電や液中放電処理によるチタンの表面改質について近未来の歯科医療装置の将来展望」

図18

私たちが日ごろ使用する歯科医療装置について、宮崎先生は人体に重要な影響のある材料学を30年間研究されてきました。そのまとめをわかりやすく講演していただきました

miyazaki2

この講演を聞いて、新しい技術が生まれると、その応用により今まで不可能であった治療の選択が広がり、生体に優しい歯科医療の進化を感じました。また、私たちはもっと高齢化社会に貢献できる可能性があることを再確認をすることできました。

⇒「ドイツ最先端義歯とインプラントの融合」その2に続きます

千葉県松戸市 ひかり・歯科クリニック