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入れ歯・部分入れ歯の方は歯周病にもご注意が必要です

歯周病は歯の疼痛や喪失の原因になる疾患です。

歯周病細菌に感染し炎症すると歯肉から出血を伴い歯肉炎になります。

その症状が進行すると歯を包む骨が吸収し、歯周ポケットが深くなり歯が動揺などへ移行する特徴があります。

口腔内の衛生環境よくすることと炎症の原因を除去して定期的な管理をしていくことが必要です。

部分入れ歯で病状が悪化する可能性もあるので注意しましょう!

部分入れ歯ではさらに病状が悪化しやすく歯の喪失する傾向にあります。
具体的には以下の理由があげられます。

入れ歯が細菌感染を助長する

部分入れ歯…鈎状の金具で歯に留めているのところで口腔内の食べかすや汚れの流れを妨げます。
義歯安定剤…そのクッション性状で吸水性があるため、細菌の繁殖場となります。

右側:部分入れ歯の装着時
右側:部分入れ歯を外した時
(う蝕になっているのがわかります)

このように義歯に蓄積する口腔内の食べかすや汚れなどのことをデンチャープラークと言います。
その中には・口腔内常在菌・う蝕・歯周病関連菌・カンジダ菌の病原性微生物が含まれています。

病原性細菌により次のようなリスクが高くなる可能性があります。

1 金具のかかる歯はう蝕になりやすい
2 義歯の不適合による口内炎から粘膜の炎症を引き起こす
3 不衛生な金具から細菌が歯面に伝わると歯周ポケットに入り歯周組織の破壊など

『義歯をしてない方より』も細菌感染のリスクが高いのです。

口腔内の食べかすや汚れの流れがよくメインテナンスしやすい適合の良い義歯であるか一度、調べてみましょう。
⇨お口の中のリスクを確認するための診査はこちら>>>

部分入れ歯により歯の動揺を引き起こす

「部分入れ歯を入れたら歯が抜けてしまった」
部分入れ歯を装着の方なら義歯を鉤状の金具で歯に留めているので、「義歯と歯が動いてしまう」というご経験をされたことがあるかと思います。

そのような義歯で食物を咬むと障害を起こしてしまいます。

なぜ、入れ歯と自身の歯が動いてしまうのでしょうか?

① 歯に止める金具が歯根を支点として動くテコ作用が発生。

② テコ作用で歯根にジグリング(揺さぶり運動)が起こる。

③ その結果、歯槽骨の吸収が進んで歯の動揺が大きくなる。

④ 疼痛と動揺から抜歯になる。

このような状態は徐々に進行していきます。
一見、部分入れ歯が原因とはわかりずらいのものなのです。

⇨歯に障害のない部分入れ歯をリスク検査で調べることができます。

入れ歯と誤嚥性肺炎の関係

80歳以上の高齢者での誤嚥性肺炎による死亡率が高くなっています。
これは口腔や咽頭の細菌を知らぬ間に気管へ吸引することで肺の中で増殖して起きる肺炎です。

原因となる病原微生物とは

その原因になる病原微生物は真菌類・細菌類・ウイルス類でデンチャープラークに含まれているカンジダ菌(真菌)もその一つです。
この真菌については唾液検査で有無がわかります。

カンジダ菌が増殖した口腔内

誤嚥性肺炎のリスクのある方

 

・嚥下障害者    ・咳反射低下の方  ・経管栄養者
・食道に疾患ある方 ・消化器障害    ・歯周病罹患者
・脳血管障害    ・心肺機能低下   ・経鼻や胃瘻の既往(介護時など)

高齢者になるにつれて可能性が高くなる疾患と、入れ歯に多く含まれるカンジダ菌は密接な関係があるのです。
カンジダ菌が繁殖しない口腔内にしましょう。

ひかり・歯科では予防医療を勧めています

①細菌を繁殖させない。
→口腔内衛生改善をしている

②まずはリスク診査を。
→将来の危険を事前に察知。

③歯に障害のない部分入れ歯が提供できる。
→リスク診断後には現状の入れ歯が患者様のお口の中でしっかり機能しているのかも含めてご説明しております。

⇨リスク診断の詳細はこちら>>>

千葉県松戸市 ひかり・歯科クリニック 院長 岩田